新型コロナ肺炎の重症化の目安・リスク
新型コロナ肺炎の重症化の目安
パルスオキシメーターで血中の酸素飽和度を測定することにより新型コロナ肺炎の重症化の目安に有効です。
パルスオキシメーターとは1974年に日本人(青柳卓雄 博士)により発明されたもので体温計と同様、複雑なものではなく指先に装着すると秒数で血中の酸素飽和度と脈拍数を表示する機器で、酸素化障害及び高心拍数を検知する器具として非常に信頼度が高いものです。
動脈血の酸素飽和度(Sp02)は、血液中の多くのヘモグロビンが何%の酸素を運んでいるかを示しています。
96%以上 正常
95~91% 呼吸機能低下のおそれ(早めの受診が必要)
90%以下 呼吸不全の状態(酸素投与が必要)
今回の新型コロナ肺炎の重症者は、見た目には比較的最小限の苦痛を訴えているだけなのに血中の酸素飽和度が著しく低くなって肺胞が虚脱している例が多くみられると言われています。
当医院にもパルスオキシメーターを完備しておりますので、お気軽にご相談下さい。
歯周病は新型コロナウイルス感染症の重症化リスク
口腔内には約400種類の細菌が存在し、その数は100億を超えると言われています。歯周病菌がプロテアーゼというタンパク質を加水分解する酸素を産出し、保護している粘膜を破壊し、ウイルスレセプターが露出して感染しやすくなります。
新型コロナウイルスACE2受容体というレセプターにくっついて細胞内に侵入しますが、ACE2受容体は口腔内の粘膜、とりわけ舌に多く発現しているという論文もあります。
歯周病によって起こる炎症がウイルス感染を助長する可能性はあります。正しいブラッシングとメインテナンスで歯周病菌を減らすことが肺炎の予防には重要です。
口腔内に慢性炎症がなく口腔清掃も良い方は、インフルエンザだけではなく、新型コロナウイルスへの感染リスクは低いと考えられています。